ハワイ鉄道体験記

交通

みなさんアロハ、こんにちは。ハワイ在住のアラサー男子・ゆうちゃんです。

今回は6月末に開業したハワイの鉄道についてのお話です。ちょっと時間差投稿になりますがお付き合いください。

駅まで50分… 

僕がハワイにできた鉄道「スカイライン」に乗ってきたのは6月30日の開業から間もなくの7月上旬。開業から4日ほどは無料で乗れたので体験乗車してきました。

まず最初に感じたのが駅まで遠い… とにかく遠い…

こちらの鉄道プロジェクトは全部で3期に分かれていて、今回開通した第1期分は下の路線図で言うとピンクっぽい紫の部分。僕が住んでいるところは一番右端のグレーの部分よりももっと右です。観光客が多く、ホテルが立ち並ぶワイキキもそのあたりです。

電車に乗るにあたり今回自宅から第1期の路線の一番右、Halawa駅(アロハスタジアム)までバスで行ったのですが約50分…

「電車に乗るのにバスに50分揺られるって誰が乗るねん…」と思ったのはここだけのお話。

スカイラインの路線図。ホノルルの交通局のウェブサイトより引用

初めて見る電車に大興奮のロコたち

バスに揺られアロハスタジアムの駅に到着。

無料で乗れる期間というのもあって多くのハワイの地元の人たちが列を作っていました。

記念撮影する人が後を絶たず

乗車には「Holoカード」というハワイのバスで使えるSuicaみたいなカードでピッと改札にタッチすると乗れるんですが(無料期間でもHoloカードは必要)、地元の人はほとんどバスにも乗らないのでカードを購入できる券売機には長蛇の列ができていました。笑

全自動の電車 日立グループが運行

そんなこんなでプラットフォームに上がると電車がやってきました。

虹が多く見られることから「レインボーステイト」の愛称でも親しまれているハワイらしく、車体は虹の装飾がしてありました。

こちらの電車、運転手はおらず全自動の運転で、日本の日立グループが担っているそうです。

虹が映える車体

周りも何にもねぇ だがそれがいい!

ちなみに沿線にもこれと言って何にもありません。終点にも家族連れが車で遊びに来るプールがあるぐらいです。どれぐらい何にもないかというと、無料期間にも関わらず終点に着いても9割の乗客が降りずにそのまま電車に乗って帰っていくぐらい降りて遊ぶところがありません。笑

でも車窓からの眺めは最高です。周りになにもない分ハワイの山や海や畑(!?)が満喫できます。

車窓からの眺め。空が広くて気持ちのいい景色です。

多分誰にも伝わらないと思いますが、僕個人は「南国のJR北海道」という印象を受けました。

僕は筋金入りの「鉄ちゃん」というわけではないのですが、前職でマスコミにいて鉄道業界を取材をしていた関係で鉄道に乗るのが好きになりました。

余談ですが、今まで乗った中では夏に乗車した稚内と旭川を結ぶ宗谷本線(JR北海道)の景色がとても綺麗でした。また日本に戻ったら乗って旅したいなと思っています。

まるで絵画な、先頭からの景色

自動運転のため、車両の先頭には運転室がありません。そのため一番前まで行くと何にも遮られない景色が見えます。窓枠から切り取られた晴れた日の青空はまるで絵画のようでしたよ!

アラサーですが年甲斐もなく最前列の内の1人として写真を撮っていました。

天気がいいと青空がまるで絵画のよう。みんな写真を撮っていました

今後の開発に期待

お伝えしたようにこちらの鉄道プロジェクトは3期に分けられています。

2025年にはホノルルのダニエル・K・イノウエ空港まで、31年にはホノルルの市街地への延長が計画されています。

車社会のハワイでは長年通勤に伴う渋滞が問題になっており、鉄道の利用が進むことで渋滞の緩和が期待されています。

電車に乗るのに市街地からバスで50分の現状では厳しそうですが、このスカイラインが将来的にハワイの人々の新たな足となることを期待したいと思います。

平和に思いを馳せた後で乗るのもあり?

現在の始発駅でもあるアロハスタジアムの目の前にはパールハーバーがあります。日本人にとって訪れると複雑な心境になる場所ではありますが、ハワイの観光地として人気があります。もしも観光でパールハーバーを訪れる機会があれば、ちょっと足を延ばして景色を楽しみながら電車に乗ってみるのも悪くないかもしれませんね。

ちなみに、こちらの鉄道ですが、日本の鉄道会社を読んで駅周辺の開発をしてもらいたいという計画もあるそうです。僕個人的には日本の駅って電車だけじゃなくて百貨店やホテル、マンションも含めて訪れる人にワクワク感をくれるので、参画したらハワイにどんな好影響をもたらしてくれるのかなと期待しています。

いつか日本の駅や鉄道についても記事を書けたらいいなと思っています。

みなさん本日もここまで読んでいただきありがとうございました。

Mahalo!

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